臨床業務
- 消化管早期癌に対する内視鏡的治療(内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など)
- 胃食道逆流症(逆流性食道炎)、アカラシアをはじめとする食道運動障害の診断・治療
- 機能性ディスペプシアの診断・治療
- 大腸疾患(腫瘍性疾患、炎症性疾患)に関する画像・内視鏡診断、治療
- 小腸疾患(腫瘍性疾患、炎症性疾患)に関する画像・内視鏡診断、治療
- 内視鏡的逆行性胆膵管造影法(ERCP)手技を応用した、胆膵疾患(膵癌、胆管癌、総胆管結石など)の診断および治療
- 超音波内視鏡(EUS)手技を応用した、超音波による画像診断やおよび穿刺生検法による病理学的診断を含む、胆膵疾患の診断および治療
- 自己免疫性膵炎や好酸球性胆管炎など、特殊な胆膵疾患の診断および治療
- 胃食道静脈瘤の治療(内視鏡的治療、IVR治療)
- 肝細胞癌の内科的治療(ラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓術、重粒子線治療等)
- 慢性肝疾患(ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎、非アルコール性脂肪肝炎等)の診断および治療
外来診療日
|
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
午前 |
○ |
× |
○ |
× |
○ |
午後 |
× |
× |
× |
× |
× |
○……紹介状持参の方のみ受付 ×……急患のみ対応
臨床研究・治験
臨床研究(人を対象として行われる医学研究)
2019
- 機能性消化管疾患に対する睡眠薬の効果について
- 大腸神経内分泌腫瘍症例に対する多施設共同前向き症例登録追跡研究(大腸 NET STUDY)
- 大腸T1癌の予後に関する多施設共同前向きコホート研究
- 大腸腫瘍患者へのアスピリン(100mg/day)による発がん予防大規模臨床試験(J-CAPP StudyⅡ)
- 10mm以下の十二指腸非乳頭部上皮性腫瘍に対するコールドスネアーポリペクトミー 通電を行わないスネア切除)の有用性と安全性に関する多施設共同研究
- 好酸球性消化管障害のGWAS
- 肝疾患患者におけるある代謝酵素と様々な臨床パラメーターの網羅的解析
- 免疫チェックポイント阻害薬による肝障害の検討
- 群馬県内のソラフェニブによる進行肝細胞癌患者の治療成績および副作用についての他施設共同研究
- C型肝炎インターフェロン治療の実態と不成功例に対する全国規模の診療指針に関する研究(多施設共同研究)
- 抗A型・E型肝炎ウイルス抗体陽性国内血清パネルの整備
- 肝細胞癌患者へのレンバチニブ治療例において、サルコペニアが与える影響の検討:前向き観察研究
- HCV感染透析患者におけるグレカプレビル・ピブレンタスビルによるHCV排除後の鉄及び骨・ミネラル代謝の網羅的解析
- 10mm未満膵嚢胞性病変の他施設前向き研究〜全ての膵嚢胞性病変は積極的な管理をするのか?
- 急性膵炎の前向き多施設観察研究
- 軽症膵炎に対して、迅速に低脂肪の固形食を開始する事の有効性の検討…多施設ランダム化比較試験
2018
- 夜間の胃食道逆流に対する睡眠薬の効果
- 食道運動障害に対するボツリヌストキシン局注療法
- 機能性消化管疾患に対する睡眠薬の効果について
- 消化管機能を考慮した大腸カプセル内視鏡検査の前処置法の開発
- 好酸球性消化管障害のGWAS
- 胃ESD後の後出血に対するPPIとH2RAの2重盲検比較試験(PH-BEST study)
- 上部消化管疾患におけるクロノタイプの特徴の検索
- 肝疾患患者におけるある代謝酵素と様々な臨床パラメーターの網羅的解析
治験(臨床研究の中で、新しい薬や医療機器の製造販売の承認を国に得るために行われるもの)
2019
- 中等症から重症の活動期クローン病患者を対象とするJNJ-64304500の安全性及び有効性の評価を目的とした第2b相、ランダム化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間、多施設共同試験
- 従来治療不良、生物学的製剤不良の中等症 から重症の活動性潰瘍性大腸炎患者を対象とするLY3074828を用いた寛解導入試験(多施設共同、無作為化、プラセボ対照、国際 共同第3相試験)、維持試験(多施設共同、無作為化、プラセボ対照、国際 共同第3相試験)、長期継続試験(多施設共同、オープン、長期継続、 国際共同第3相試験)
- 手術困難かつ内視鏡的切除困難な胃癌に対するME2906およびPNL6405GSTを用いた光線力学的療法の有効性と安全性の検討
- 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)術中におけるTDM-621の有効性を検証するランダム化比較試験
- 内視鏡的粘膜下層剥離術における次世代内視鏡強調画像の有用性に関する多施設共同ランダム化比較試験
- 原発性胆汁性胆管炎に対する新たな治療薬の開発
2018
- 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)術中におけるTDM-621の有効性を検証するランダム化比較試験
- 手術困難かつ内視鏡的切除困難な胃癌に対するME2906およびPNL6405GSTを用いた光線力学的療法の有効性と安全性の検討
- 原発性胆汁性胆管炎に対する新たな治療薬の開発
- 中等症から重症の活動期のクローン病患者を対象とするJNJ-64304500の安全性及び有効性の評価を目的とした第2b相、ランダム化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間、多施設共同試験
患者さんへ 専門医制度と連携したデータベース事業について
病院医療の崩壊や医師の偏在が叫ばれ、多くの学会や団体が医療再建に向けて新たな提言を行っていますが、どのような場所でどのような医療が行われているかが把握されていない状況では、患者さん目線の良質な医療は提供できません。そこで、関連する多くの臨床学会が連携し、わが国の医療の現状を把握するため、2010年に『一般社団法人National Clinical Database』(以下、NCD)を立ち上げ、データベース事業を開始することになりました。この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための専門医の適正配置が検討できるだけでなく、最善の医療を提供するための各臨床現場の取り組みを支援することが可能となります。何卒趣旨をご理解の上、ご協力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人 National Clinical Database 代表理事
池田 德彦
1.本事業への参加について
本事業への参加は、患者さんの自由な意思に基づくものであり、参加されたくない場合は、データ登録を拒否して頂くことができます。なお、登録を拒否されたことで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
2.データ登録の目的
患者さんに向けたより良い医療を提供する上では、医療の現状を研究し、把握することは重要です。NCDでは、体系的に登録された情報に基づいて、医療の質改善に向けた検討を継続的に行います。NCD参加施設は、日本全国の標準的成績と対比をする中で自施設の特徴と課題を把握し、それぞれが改善に向けた取り組みを行います。国内外の多くの事例では、このような臨床現場主導の改善活動を支援することにより、質の向上に大きな成果を上げています。また、各領域(学会等)の主導のもと、収集されたデータを活用して医療の質向上に向けた研究を行います。
3.登録される情報の内容
登録される情報は日常の診療で行われている検査や治療の契機となった診断、手術等の各種治療やその方法、短期および長期の経過、医事請求情報等となります。これらの情報は、それ自体で患者さん個人を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。情報の取り扱いや安全管理にあたっては、関連する法令や取り決め(「個人情報保護に関する法律」、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」、「医療・介護関連事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイダンス」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。また、NCDはプライバシーマーク付与事業者として堅実な情報管理を行っています。登録されたご自身のデータをご覧になりたい又は修正されたい場合は、受診された診療科にお問い合わせ下さい。
4.登録される情報の使われ方
登録される情報は、参加施設の治療成績向上ならびに皆さまの健康の向上に役立てるために、参加施設ならびに各種臨床領域にフィードバックされます。また、各領域が主導して医療の質向上を目的とした学術研究のために活用されます。この際に用いられる情報は集計・分析後の統計情報のみとなりますので、患者さん個人を特定可能な形で、NCD がデータを公表することは一切ありません。なお、治療成績を適切に評価するために、診療科間および施設間での症例データを連携した研究が行われる場合があります。情報の公開にあたっても、NCD内の委員会および各領域の委員会内で十分議論し、そこで承認を受けた情報のみが公開の対象となります。
お問い合わせについては受診された診療科またはNCD 事務局までご連絡下さい。
National Clinical Database 事務局
URL: https://www.ncd.or.jp/contact/
(お問い合わせはホームページ内のフォームからお願いいたします。)